ハブ捕り名人の孫はハブ好きではない

日記

歯医者・ゴキブリ・出産
私はこの3つが世の中で怖いということを以前にもお伝えしました。

三十路杉の時。通っている歯医者さんから口腔外科に行くように言われたときに、歯医者を出た後、母に泣きながら電話をして「口腔外科についてきて」とお願いしました。
初め「大の大人のくせに、お母さんが恥ずかしいよ」と言って断られましたが、家に帰ってから直談判。

そりゃ~私だって恥ずかしい。三十路にもなって母親と歯医者に行くなんて・・・。
恥ずかしさが恐怖に勝てれば、私だってお願いしないし、歯医者ごときで泣きたくない。
でも現実は、歯医者の恐怖心の前に羞恥心なんか足元にも及ばないくらい怖いからしょうがない。

当日、看護婦さんにとにかく歯医者が怖いことを伝えました。
「痛いのが不安ですか?」「音が不安になりますか?」などと聞かれましたが、不安とか痛いとかではなく、とにかく「歯医者」というワード自体、全てが怖いと熱心に伝えました。
とてもやさしく聞いて下さっていたのですが、きっと私みたいな人はたくさん対応しているであろうし、そして私のこの恐怖心を聞いてアタフタしたら更に私を怖がらせてしまうという心遣いからでしょう。坦々と、「では、そのことを先生にも伝えておきますね。大丈夫ですよ。それでは先に血圧を測らせてください」と言われました。

しかし、前日から食事も喉を通らず、なかなか寝付けないほど緊張していて。前日からその状態だったので、もちろん当日の緊張は計り知れなく。血圧を測ったら高すぎて。看護師さんが先生と相談した結果。
後日再度来院するように伝えられ、その日は帰っていいとのことでした。

その日できなかったことの嬉しさと、でもまた同じ緊張をしないといけないという憂鬱さで複雑な気持ちだったのに、追い打ちをかけたのが母。
「もう私は情けないよ。婦人科に若い子が大きなお腹でいたけど、一人だったよ。あんな若い子が今から今から女の一大イベント控えてるのに、不安も見せんでしっかりしとったよ。それなのに、あんたは三十路過ぎて歯医者で血圧上げて返されるっち」「次はお母さん、一緒には行かんよ。一人で行きなさいよ」

もちろん、母に「今度はちゃんと出来るようにするから。緊張せんでいくようにするから」と、気持ちの問題でどうしようもない緊張感をいきなり次回行くときは平常心で行きます!となるわけないのに、できもしないことを母と約束をし、何とか次回も一緒についてきてくれるようにしました。

そして、二回目の口腔外科。
私は笑気麻酔というものがあるというのをネットで見つけ、看護師さんに名前を呼ばれてすぐ「笑気麻酔お願いします」と伝えました。しかし、「次にするのが小学生よ。小学生でも頑張れるからがんばってみようね」と、サラッとかわされ。

前回引っかかった血圧を測り、あのとき母に「緊張せんようにする」と約束したのに、帰りたい気持ちでいっぱいで、わざと早く呼吸して血圧を上がるのを期待しましたが、抵抗もむなしく。
そこから、治療室に入ったのですが、血圧までは記憶にあるけど、その後の記憶がありません。

この話しを周りにすると「おじいちゃん、歯医者さんだったでしょ?なんで怖いの?」と聞かれますが。
じゃあ、じいちゃんがハブ捕り名人の孫はハブは怖くないのか?ということになりますよね?

肝心の口腔外科にまでいかないといけなかった歯の治療なのですが、確か抜歯だったはず。
抜歯しているときに歯医者さんから口腔外科に行くように伝えられたので。
ただ、口腔外科ワードが頭を駆け巡り、肝心の説明はもう記憶もあいまいです。そして、どこの歯を口腔外科でしてもらったのかさえ、今では1ミリも覚えていません。

こんなに歯医者が怖いのに、ちゃんと歯医者に通っている私を誰かほめてほしいです。
その歯医者の予約日がとうとう来週に迫ってきています。

【今日の奄美】
天気→低気圧に変わった状態で台風が来た時のような、風が強く、時より土砂降りの雨でした
島民の話題→この風、また船止まるんじゃない?

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